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LINEへの行政指導の内容とは?そもそも行政指導って何?

この記事では、LINEへの行政指導内容、LINEの今後の方針、そもそも行政指導とは?について解説しています。

そもそも行政指導って何?

行政指導とは、適切だと思われる方向に個人や企業を促すべく、行政が助言やお願いを行うことです。

行政指導はあくまで助言やお願いですので、法的な拘束はありません。

よくある例としては、首相が国民に対してお願いごとをするなどが挙げられます。

昨今ですと、外出自粛がこれに相当します。

仮に国民が外出しても罰則が無いように、行政指導はあくまでもお願いです。

そのため行政指導には従わなくても良いですが、企業に対する行政指導では社名がメディアに発表されてしまうので従うことが多いのも事実です。

LINEへの行政指導の内容とは?

今回は、LINEが個人情報を流出させた問題に対して、個人情報保護委員会が行政指導を行うようです。

LINE(ライン)の利用者の個人情報が中国の関連会社から閲覧できた問題で、政府の個人情報保護委員会が同社を近く行政指導する方針を固めたことが22日、分かった。業務委託していた中国の関連会社に対する監督体制に不備があったと判断したもようだ。明確な法律違反はなかったとし、是正勧告は見送る。

LINEを監督不備で行政指導へ 閲覧問題で個人情報委(共同通信) – Yahoo!ニュース

具体的な内容はまだ未発表ですが、おそらく中国で個人情報にアクセスする業務の管理体制に対して行政指導が行われると思います。

LINEが掲げる3つの課題

現在、LINE株式会社は自身らの課題を以下の3つと定義しています。

①中国で個⼈情報にアクセスする業務を実施

②トーク上の画像・動画等を国外で保管

③プライバシーポリシーで国名を明⽰せず

その中でも②と③については具体的な方針を発表している一方で、①については具体的な方針を発表していなかったため、これらについて行政指導が行われると思います。

②についてのLINEの対応策は、以下の記事で解説しています。

LINE株式会社のデータ流出問題における今後の対応!結局データは日本で保管?

LINEへの具体的な行政指導の内容予想!

そして具体的な行政指導の内容は、中国への業務委託の完全終了、中国からのアクセス権の削除、管理体制フローの公開及び改訂などが予想されます。

個人的には、今回のLINEの行いは法律違反ではなかったので行政処分ではなく行政指導という形でしたが、これは単に日本の法律がデジタルに対応していないだけだと思いますので、幾分かの行政処分はあっても良いのでは?と思っています。

しかしながら、人間だれしも間違いは起こすのでネット上で挙げられる過激な処分ではなく、数年間は政府の監視下に置くといった行政処分はあっても良いと思います。

今後、行政指導で許されたからこそ、LINEが誠実な会社に生まれ変わる妖ように期待したいです。

まとめ:LINEへの行政指導の内容とは?そもそも行政指導って何?

今回は、個人情報保護委員会がLINEに対して行う行政指導内容について予想してみました。

具体的には、中国への業務委託の完全終了、中国からのアクセス権の削除、管理体制フローの公開及び改訂などが挙げれます。

予想内容のいくつかは、LINEもすでに実行中ですので、誠実な会社へ生まれ変わることを期待したいです。