2021年3月19日、武田総務相がNTT株式会社の会長らと会食をしたのかどうか?という話題で国会は賑わっている。そもそもなぜ会食はダメなのか?
武田総務相の接待問題を解説!起源はNTTドコモの完全子会社化!
この問題の起源は、2020年11月に遡る。
2020年の11月にNTTドコモの親会社NTTが、NTTドコモを完全子会社化すると発表した。
2020年の12月にTOB(株式公開買い付け)が実施されてNTTドコモは上場廃止となった。
ここまでだと只の一企業が買収を行ったというニュースで終わるが、この買収にはKDDIや楽天モバイルなどの競合他社が意見申出書を提出していたのでややこしい。
意見申出書の内容を要約すると、NTTドコモをNTTが完全買収に成功してしまうと、NTTという超巨大企業が市場に参入するため、競争優位性が失われて顧客に不利益が出るといった内容だ。
私個人的には、これも戦略だから仕方がないのでは?と思う所ではある(笑)
結果的には買収に成功したため、本件はcloseとなる予定だった。
武田総務相の接待問題を解説!総務省がNTTの会長らと買収前の会食疑惑が浮上!
2021年3月3日に週刊文春報道により、総務省がNTTと会食していたと報道した。
以下に記載の通り、NTT法に基づき事業計画の策定は総務省の許可が必要であるため、今回の買収に総務省が絡んでいるとなると大ごとだ。
この件において総務省が接待を受けたかどうかで、この度の買収は政府主導なのかどうか決まるため、今回の接待はメディアに取り上げられたのだと思う。
果たして接待を受けたのだろうか?
文春によると、谷脇氏は昨年までの3年間で3回、NTTグループ幹部の接待を受け、飲食代は計50万円以上に上るという。NTTは、NTT法に基づき事業計画や取締役の選任などで同省の許認可を受けており、NTT役員は国家公務員倫理規程の利害関係者に当たるとみられる。
武田総務相の接待問題とは?ついに会食を認めた!?
2021年3月10日時点では、武田総務相は「国民が疑念を抱くような会食はなかった」とコメントしている。
しかしながら3月18日のニュースでは、2,3杯のビール程度の会食に行ったことを認めた。
この事実を隠していたということは、ビール2,3杯では済んでおらず、おそらく買収に関する会合は行われたものと筆者は思っています。
ビール2,3杯程度いただいたと記憶している。
まとめ:武田総務相の接待問題を解説!起源はNTTドコモの完全子会社化!
今回は、昨今話題に挙がっている武田総務相の接待問題について解説しました!
政治家の賄賂や接待という問題は、毎年必ずニュースに取り上げられているのでおそらく今回も接待はあったのだと思います。
高い給料をもらっている政治家の方には、誠実に日本を良くするため頑張ってもらいたいですね。。