庭の手入れを行う際、除草剤のような薬品を使いたくない人も多いのではないでしょうか!?そんな人には、庭で簡単に手入れができるハーブがお勧めです。この記事では、初心者でも簡単に育てられる虫除けハーブの効果と育て方をご説明します。
ハーブで庭の虫除けができる!?虫除け効果があるハーブの効果と育て方は??
ハーブは、料理の香りづけ、香料、薬、保存料、防虫などに使用され、香りが良く人間にとって有用だとされる香草・薬草のことです。
ハーブは全体的に繁殖力が強く、栽培経験の浅い初心者でも簡単に育てられますが、庭に地植えする際には失敗やトラブルを引き起こしてしまい注意が必要です。
今回は、虫除け効果があると言われているいくつかのハーブをご紹介します。
ダニやノミに効果があるローズマリー
爽やかな香りと可憐な花を咲かせることで人気のローズマリーには、シネオールやカンファーなどの成分が含まれます。
カンファー(樟脳)は蚊やダニ、ノミなどに効果があるといわれ、衣類の防虫剤としても使われています。
ローズマリーは、日当たりがよく乾燥しやすい場所を好み、真夏の直射日光でも元気に育ちます。
また、害虫がつきにくく暑さや湿気に強いなど初心者でも簡単に育てられますが、地植えをして大きくなると木質化が進み風味や香りは落ちてしまいますので、鉢植えで育てるのがおすすめです。
ゴキブリや蜂に効果があるミント
ミントは、日本でも古くから「薄荷(ハッカ)」として親しまれるハーブの一つです。
ミントに含まれる「メントール」という成分には、ゴキブリや蜂、アリなどの虫除け効果があると言われています。
水やりは、たっぷりを目安に乾燥させすぎないよう管理します。肥料は生長期に合わせ、初春に置き肥を少しあげるだけで十分です。
ミントはとても繁殖力の強いハーブなので、こちらも地植えではなく鉢植えで育てることをおすすめします。
ゴキブリ避けに特化したアロマティカスの育て方は、ゴキブリにも有効!?自宅で育てられる虫除け植物は?をご覧ください。
蚊が徹底的に嫌がるレモンユーカリ!
続いては、レモンのような爽やかな香りがするレモンユーカリです。
レモンユーカリには蚊が嫌がるシトロネラールを含んでおり、虫除け効果は虫よけスプレーに使われるDEET並みです!(アメリカ合衆国疾病管理予防センターも認めています)
皮膚に使う虫除け剤としてアメリカ合衆国疾病管理予防センター(CDC)が推奨しているものには、ディート(DEET)、ユーカリ油(レモンユーカリ油)、ピカリジン(イカリジン)があります。
FORTH|お役立ち情報|ここに注意!海外渡航にあたって|虫除け対策をしよう
特にレモンユーカリは蚊に対して虫除け効果が高いため、蚊を遠ざけたいならレモンユーカリを選んでおけば間違いないと思います!
レモンユーカリは日当たりがよい場所を好み、直射日光が半日ほど当たるような場所でよく育ちます。
水やりは一年を通して、やや乾燥気味に育てます。生育期は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。
寒さに弱いため、冬は室内での冬越しをおすすめします。
レモンユーカリは成長がとても早く、地植えすると5mくらい育つ場合があるので、こちらも鉢植えで育てるのがおすすめです!
ゴキブリ除けならアロマティカス!
アロマティカスはゴキブリに効果があると言われていて、甘いミントのような香りで昨今人気の植物です。
日が当たる風通しの良い場所を好み多湿に弱いので、水はけの良い用土に植えて乾燥気味に育てましょう。
アロマティカスのように葉っぱに厚みのある植物は、葉に水分を保つ性質があるので水のあげ過ぎに注意しましょう(冬だと1ヶ月に1度、春~秋は週に1度程度)。
日当たりの良い室内で育てるのがおすすめです。
蚊を除けるために作られた蚊連草(カレンソウ)!
蚊連草は、ゼラニウムとシトロネラを交配して作られた植物です。
ゼラニウムやシトロネラは、もともと蚊が嫌がるレモン香のシトロネラールを含んでおり、2種のハーブを交配して作られた蚊連草はよりシトロネラールの香りが強く蚊を寄せつけにくくなっています。
また、かわいらしいピンクの花が咲くので観賞用としても楽しめます。
蚊連草は日光を好むので、日が当たる場所で育てましょう。
まとめ:ハーブで庭の虫除けができる!?ハーブの効果と育て方は?
今回は虫除け効果のあるハーブをご紹介しました。
植物を育てる事は、日当たりや水やりなど植物の世話をしなければいけません。
植物を育てることによって、相手への思いやりをはぐくむための身近な体験ができるので、お子様と一緒に育てるのもおすすめですよ。





