人生で一度は経験する面接。面接でどんなことが聞かれるのか?不安を抱いている人も多いと思います。ここでは、2017年に化学メーカーの研究開発職の面接を経験している私が、化学メーカーの面接をうける前にどんな準備が必要なのか?面接で聞かれたことはなにか?についてご説明します!
化学メーカーの面接に行く前に準備すべきことは?
化学メーカーのインターンや就職活動での面接の前には、まず何をすべきなのでしょうか?おそらく正解は一つではないので、ここで紹介する例はあくまで正解の一つだと思っていただければと思います!
私はこれまで15社の化学メーカーの面接を経験し、全部で10社の内定をいただきました。これは決して自慢ではなく、このやり方を実践すればこれくらいの内定が見込まれるという実績データです。
その重要な事前準備とは、
①30秒と1分の自己紹介練習
②ESの内容確認
③その企業でやりたい事業の調査
です。
特に①と②は当たり前だよ!と思われる方も多いと思いますが、30秒で自分を伝えるのは意外に難しいです。。
そこでここからは、①~③の内容で特に私が意識していたポイントについてご説明します!
化学メーカーの面接でする自己紹介のポイントとES確認について
まず私が面接した化学メーカー15社で必ず最初に行ったのが、30秒もしくは1分の自己紹介でした。人の印象は第一印象が9割と言いますが、30分くらいの面接で一番最初に行う自己紹介が最も重要だと言っても過言ではありません。
そこで化学メーカーの面接でする自己紹介の内容は慎重に考えた方が良いと思います。正解かは分かりませんが、私は以下のような構成で自己紹介していました。
1) 名前と大学名
私は○○大学大学院○○専攻科の○○と申します。
2) 企業の求める人材に合わせた簡単なエピソード
例えば、企業の求める人物像がリーダーシップ力や協調性であれば、中学の○○部で部長を務め~~といった感じです。
3)会社で何をやりたいか。
自分の性格を活かし、会社では○○に取り組みたいと思っております。
4)本日は宜しくお願いします。
ここでのポイントは、自己紹介で名前、学歴、性格、会社の志望動機の全てを網羅していることです。研究開発職の面接時間の8割近くは研究に関する質問なので、自己紹介ではなるべく人間性をアピールしておくと良いと思います!
つまり研究内容については、自己紹介で触れる必要はないと私は思っています。
当然ですがここの自己紹介はESの内容と一貫性がないとダメなので、会社で何をやりたいかなどはESの内容と齟齬がでないよう気を付けて下さい!
その企業でやりたい事業の調査
化学メーカーの事業内容は他の会社と似たり寄ったりで、正直違いを見つけるのが大変です。実際私も、なぜこの会社を志望したのかと聞かれるとハッキリと答えるのには事前準備がないと難しいなと痛感しました。
実は人事部もこれは承知しており、その人が自社をどれだけ調べてきたかを測る尺度として用いる場合もあるそうです(笑)
こういう方針が見えてくれば、同じような事業内容でもどんな製品を扱っているかは事前にしっかりと調査した方が良いです!
実際私も、関心のある事業部の製品はすべて覚えてから面接に臨みました。
ここまで事前準備ができれば、いよいよ面接です。
私の経験を基に、化学メーカーの面接でよく聞かれた内容をお教えします!
化学メーカーの面接でよく聞かれることはなにか?
これまで化学メーカーの面接でよく聞かれた質問が3つです。
①自分の研究について
②会社に入ってから何をしたいか?
③自身のキャリアプランは?
これら3つの質問を1つでも聞かなかった会社は、1社しかありませんでした。これはほとんど聞かれると思って良いと思います。特に、キャリアプランは100発100中で聞かれます!
これらの質問はおそらくですが、どういう働き方をしたいのか?、その人はしっかりと先を見据えることが出来ているのか?を試しているのだと思います。
研究者は新しいものを研究して開発するのが仕事なので、先を見通す力は重要です。これから環境に優しい物を作ろうとしている時代の流れに対して、石油化学品で○○を作りたいと言われると先を見据えることが出来ていないと判断されてしまうと思います。
実際のところ、会社内で研究テーマを提案する場では、次の時代に沿わない研究テーマは必ず採用されません。
私が過去に面接で話した内容は、現実的かつ若干の夢物語要素があって良いとご意見を頂けました!
また自身のキャリアプランについては、基礎研究からプロセス開発を一貫して経験した後、自身の研究テーマを自らの力で製品化までやってみたいと言いました。
これらの内容が何かしらのお役に立てると幸いです!
化学メーカーの面接でよく聞かれること!まとめ
今回は、化学メーカーの研究職を目指す方に向けて、面接前にはどんな準備をしたら良いのか?面接ではどんな内容が聞かれるのか?についてご紹介しました。
研究職の面接は、他の業種や他の職種の面接とは少し違うと思いますので、研究内容について、キャリアについて、何をやりたいかについては聞かれたら直ぐに答えられるよう練習しておきましょう!
いつかこの記事を見た方と同じ研究ができるのを楽しみにしています。面接頑張ってください!