気管支喘息やアトピー性皮膚炎、アレルギーの原因になるダニ。
家庭でのダニ対策として、虫除け燻煙剤を利用されている方は少なくないと思います。
この記事では、ペットや乳幼児がいる家庭での燻煙剤の使用が問題ないか解説します。

虫除け燻煙剤に係る様々な疑問について
今回の記事は、TwitterのDMにて作成を依頼した内容になります。
そこで、まずは実際に頂いた質問を記します。
- ペットや乳幼児がいる家庭での燻煙剤の使用は安全なのでしょうか?
- 薬剤を拭き取るべきでしょうか?
- ダニの卵に対しても効果があるのでしょうか?
これらに対する回答を、バルサンのFAQを用いて回答します。
虫除け燻煙剤に疑問の回答について
Q.赤ちゃん(乳児)がいますが、使っていいですか?
A.外出が可能な月齢に達していて(一般的には1ヶ月検診後)バルサンを使用してお部屋を密閉している間、外出できるのであれば使用頂けますが、まだお体も小さくてお肌もデリケートな時期ですので直接、お肌に触れる物(寝具、肌着など)やおもちゃ類(口に入れてしまう可能性がある物)などは、煙がかからないようにカバーをかけて下さい。もしくはバルサンを使用しない部屋へ移動するか外へ出して下さい。使用後は換気を十分にし(30分位)、掃除機をかけ、お子様が直接触りそうな場所や煙がかかってしまったおもちゃなどは、乾拭きをして下さい。
出典:よくあるご質問 | 快適なくらしをまもるバルサン | レック株式会社 (varsan.jp)
生後1ヶ月後であれば使用は問題なさそうです!
Q.ペット(観葉植物などを含む)に、影響はありますか?
A.バルサンは哺乳類に対して安全性が高い製品ですが、ペット(哺乳類)は必ず外に出してからくん煙して下さい。使用後は換気を十分(1時間位)に行った後、室内に戻して下さい。 観葉植物なども枯れる場合があるので、外に出してからくん煙して下さい。使用後は換気を十分(1時間位)に行った後、室内に戻して下さい。
出典:よくあるご質問 | 快適なくらしをまもるバルサン | レック株式会社 (varsan.jp)
ペットがいるご家庭でも使用はできますが、使用する際はペットを外に出すのを忘れないでください。
また、お子さんが触りそうな場所を乾拭きすることを推奨していることを考えると、ペットが舐めそうな場所も乾拭きした方がいいかもしれません。
Q.子供がダニアレルギーだと言われたのですが、どのように使用すれば良いですか?なにか注意点がありますか?
A.くん煙後、十分な換気(1時間位)をし、窓を開けたまま、畳やカーペットは掃除機を掛けてください。フローリングは粘着テープやワイパーで床を掃除してください。これはアレルギーの原因となる、ほこりやダニの死骸、糞が舞い上がるのを少なくする為です。 布団はダニを退治するために天日干し(10時~15時で1時間おきに上下、裏表を返す、を計4回する)をしてください(ダニは乾燥に弱い)。たたかずに取り込んでから、ゆっくりと片面約1分掃除機をかけてください。布団の天日干しは1週間に一度、約半年間続けてください(普通の人は1ヶ月でほぼ刺されなくなる)。 バルサンは卵には効果がございませんので卵が孵化する頃、約2週間後にもう一度、バルサンをしてください。バルサンした後、数日間は換気扇を回したり、エアコンをドライに設定して湿度を下げるようにして下さい。
出典:よくあるご質問 | 快適なくらしをまもるバルサン | レック株式会社 (varsan.jp)
残念ながら、ダニの卵には効果はないようです。
虫除け燻煙剤に関するまとめ
- 赤ちゃんやペット(哺乳類)がいる時に燻煙剤を使う場合は、燻煙中は必ず外出し、肌に触れるものやおもちゃ類にはカバーをかける。
- バルサン使用後の換気は1時間以上必要。
- ペットが魚類や爬虫類、両生類の場合は3日間入室禁止。
- 窓を開けたまま、畳やカーペットは掃除機を掛ける。
- フローリングは粘着テープやワイパーで床を掃除をする。
- 直接触りそうな場所は乾拭きをする。
- 卵には効果がないので卵が孵化する頃、約2週間後にもう一度、バルサンをするとより効果的。
上記の注意点を考慮して、燻煙剤を使えば完璧だと思います。
まとめ:虫除け燻煙剤の使用方法は?ペットがいても使える?
今回は、リクエストがあった虫除け燻煙剤について調査しました。
ぜひ適切に使用することで虫とおさらばしてください!
また、ペット(哺乳類)と書いてある場合は、一般的に犬・猫のことを指します。
ハムスターなどの小型哺乳類や小鳥の場合は、異なる場合がありますので、直接メーカーに問い合わせる方が安心かと思います。
他にも燻煙剤を使用する際は、火災報知機やテレビ、パソコンなどの精密機器にカバーをするなどの準備が必要です。注意事項をよく読んでからの使用を心掛けてください。