屋内向け虫除け

ベッドバグって何?トコジラミ(南京虫)の恐怖とその対処法

現在、アメリカでベッドバグが大きな問題になっています。

ベッド(床)のバグ(虫)は、日本ではトコジラミや南京虫(ナンキンムシ)と呼ばれており、最近では日本でも被害が増大しているため対処法や駆除方法を知ることは重要です。

この記事では、急増しているトコジラミに有効な虫除けグッズをご紹介します。

ベッドバグ(トコジラミ)とは?

名前に「シラミ」が付いていますが、カメムシの仲間です。

体長は5~8ミリ程度で羽がなく、扁平・楕円形で赤褐色をしています。

昼間は暗い所(ベッドの隙間やマットレスの縫い目等)に潜んでいて、夜間(就寝時)に隙間から出てきて吸血します。

ベッドバグ(トコジラミ)の特徴は?

更に、トコジラミは恐ろしいほどの繁殖力を持っています。

雌は1日5~6個の卵を産み続け、一生の間に500個程度産卵するのですぐに生息範囲は拡大していきます。

活動の中心は夏ですが、暖房されていれば冬でも活動します。

また、冬になっても死滅せず休眠状態で冬を越して、暖かくなると活動を再開します。

ベッドバグ(トコジラミ)に吸血された時の症状は?

そんなトコジラミに繰り返し刺されると、強いかゆみを伴うようになります

中には強いかゆみを生じることから、不眠症になってしまうケースもあるようです。

ベッドバグ(トコジラミ)に有効な虫除け成分は?

ベッドバグ(トコジラミ)の厄介な特徴として、ピレスロイド系の〇虫剤が効かないことです。

ピレスロイド系の〇虫剤とは、蚊取り線香などに使用される一般的な〇虫剤ですが、これらの虫除け剤が効かないのは厄介ですね。。

そんなトコジラミに有効な虫除け成分は、カーバメイト系の〇虫剤です。

横浜市では、燻煙剤を使用するとトコジラミが他の場所へ逃げて拡散してしまい、被害を広げる可能性があるので止めるよう呼びかけてもいます。

ここからは、そんなトコジラミを駆除するおすすめの虫除けグッズをご紹介します。

ベッドバグ(トコジラミ)駆除におすすめの虫除けグッズは?

まずはトコジラミ駆除スプレーの紹介です。

バルサン まちぶせスプレー300ml 

 

こちらはカーバメイト系の〇虫剤です。

スキマ噴射用のノズルが付いているので、トコジラミに直接スプレーして駆除することができます。

更に、隠れ場所や通り道に塗っておくことで約1ヶ月間効果が持続します。

こちらの商品の良い点は、トコジラミだけでなくゴキブリ、ノミ、イエダニにも効果があり汎用性に長けている点です。

ケルヒャー スチームクリーナー SC 2 EasyFix 

次にスチームクリーナーを用いた駆除方法です。

 

トコジラミは熱に弱いため、スチームクリーナーを用いることで駆除することもできます(60℃で10分以上)。

更にこちらの商品は、トコジラミ駆除だけでなくお掃除にも使えます!

トコジラミの発見方法

トコジラミに刺されてもダニと思いこんだりして、発見が遅れる事も多いようです。

トコジラミの潜む場所には、黒い点のようなシミ(血糞)がみられるので、吸血されたと感じたらマットレスや布団の縫い目や壁の隅等を確認してみてください。

まとめ:ベッドバグって何?トコジラミ(南京虫)の恐怖とその対処法

日本から一度は居なくなったトコジラミが増えてきていること。

驚異的な繁殖力を持ち、ピレスロイド系の殺虫剤が効かないことをお伝えしました。

ベッドバグが大きな問題となっているアメリカですが、今の日本の状況は数年前のアメリカに似ているといいます。

国際化が進んでいる今の時代に、日本だけが無事でいられるわけがありません。

上記でご紹介したスプレーやスチームクリーナーは、トコジラミ以外にも使い道があるので早めに準備をしてみてはいかがでしょうか!